「フリーランス始めました」直後と「フリーランス始めてる」現在の色々

2012年05月23日(水)【
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昔話でも。

以前も書いたんだけれども、僕の場合、別に意図してフリーランスになったと言うわけではなく、本当に独立心旺盛で、よりステップアップのためにフリーランスで稼ぐぞ! みたいな気持ちでフリーランスになったわけではなく、たまたま引っ張ってくれる人がいたから「じゃあやろうか」みたいな感じで今に至る感じだ。もう7年にもなる。

今でこそフリーランスでいることを後悔していないし、良かったって思っているものの、初期は初期で結構苦労したクチで、思い出してみると、よく結婚までたどり着いたもんだと本当に思う。

第一線で頑張っている方々と比べると大きく劣る点はたくさんあるけれども、それでも何とか家族を養うことは出来ているわけで、当時の苦労は決して無駄ではなかったと胸張って言うことができるまでには成長できたと思っているが、それでもやっぱり苦しかったなーって言う気持ちは結構強い。

と言う訳で今回は当時を思い出して「あの時ここをこうすれば良かった」って言うお話をいくつか。

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知識がなかった頃

とにかく下準備もほとんど出来ないままスタートしてしまったため、とにかくノウハウが無い。

25歳と言えば、下っ端下積みから少しずつ会社に貢献しだしていく頃。それをいきなり野に放たれたわけだから、何か特段すばらしい知識があると言うわけでもないため、運よく仕事がもらえても、仕事の相場すら満足に知らなかった状態だったので、とにかく相手の提示にYESと言うしかなかった。

そのため、よくよく考えてみれば、これ仕事って言うかただのパシリじゃね? みたいなことをさせられていたり、「この仕事で代替してお金払うから!」と言って、結局振り込まれなかった仕事も少なからずある。

また、今でも思い出すと腹が立つんだけど、印刷の仕事だYO! って言って出されたのは単なる印刷会社の紹介なだけで、紹介し、スケジュール振って印刷会社とのセッティングとかしたにも関わらず、結局いつの間にか違う印刷会社と契約をしていたようで、仕事も何もしてないにもかかわらず交通費だけがかかり、印刷会社の人にも怒られ、菓子折り持って行かざるを得なくなったと言うことがある。

不幸自慢をしても仕方が無いのでこのあたりをまとめると、事前にちゃんと仕事にかかる金額の計算は確実に調べておくこと。

金額交渉の際は「頂きたい金額」「交渉の際に提示する金額」「提示はしないものの、ここまでなら値下げしても大丈夫な金額のライン」を最低限でも決めておく必要があった。

さらに、どんな些細なことでも書面に残しておき、それを提示しておくことが大切だったんだよなーって言うことにおいて、悔しいし腹は立つけど勉強にはなったと思う。

金額交渉の理由が見つけられない

上記の通り、相場自体を把握していなかったこともあるので、金額交渉には本当に苦労した。

相手の提示額とこちらの提示額が一致すれば問題ないんだけど、基本的にそんなことはほとんどなくて、やっぱりここで衝突が起こりやすい。

僕が失敗したのは、ここで交渉するための理由を持ち合わせていなかったことだと思う。

相手の提示額に対し「まぁこれくらいなら問題ないでしょう」みたいな感じでやってみたところ、ドえらい苦労ばかりさせられた案件って言うのは結構あって、でも今更「今の金額では無理です」とも言えない。

特に初期は実績なども無いし、仕事であれば引き受けざるを得ないところがあったので、そのままズルズルと・・・って言うパターン。

今になって思うのは、知識のなさが理由だったから仕方ないっちゃぁ仕方ないんだけど、特に値引きをする場合って「相応の理由」が必要だと思う。
現在で言えば、僕は仕事において文字校正は別料金にしている。

印刷の仕事の最も難しいところは「一度印刷されてしまうと取り返しが付かない」ことにあって、文字校正においては専門の校正用スタッフを抱えているところもあるほど重要な作業だったりするんだけど、これを一人で全部やれとなると、それだけで膨大な時間とコストが発生してしまう。

しかし、文字をしっかり見て確認すると言うのは何も印刷の専門職である必要は無く、「現場に最も詳しい人員が確認するべき」と思っているので、先方で確認してもらうことが望ましいのは言うまでもないだろう。

とは言っても、文字校正は印刷業務における重要業務の一つでもあるわけで、基本的に金額の提示は「文字校正を含めた」価格を算出して提示するようにしている。
あとは交渉云々でどうするかを決めていくと言う流れ。

蛇足が入ったけど、要するに「なぜこれだけの金額になるのか」という事を自分の中に落とし込むのはもちろん、先方に説明するための理由を持たなければならない と言うお話。

とは言っても、最近は一応書面で金額一覧表は作っていて、大体相場通りに合わせているんだけど、基本はどんぶり勘定だったりする(テヘ☆)

責任の所在を明確に出来ない

フリーランスは組織と違い、自分の身一つで戦わなければならないわけで、守ってくれる盾が存在しない以上は自分の身は自分で守らなければならない。
そこで確認しておかなければならなかったのは「どこまで自分の責任として負う事ができるか」って言うボーダーラインだったように思う。

大損害を被ったって言うことは無いんだけど、結構文字校正のミスで失敗したことがあって、その分ペナルティで報酬が得られなかったって言うことが何度かあった。

まぁ自分が全部悪いと言えば悪いんだけど、かと言って一人で完全なる文字校正なんて言うのは土台無理な話で、限られた時間の中での業務において、そこまで文字校正に時間をかけることも難しかったと言う言い訳だけはさせて頂きたい。

そこで現在の自分が考えたのは、上記の通り「文字校正の責任を軽減する」と言うことで、こちらで全て文字校正を行う場合はそれに合わせた金額提示をするってことだ。

責任の所在って言えば聞こえはいいからよく使う言葉だけれども、噛み砕いて言えば「責任のボーダーをお金で解決する」って言うのも一つの手段だと思う。

逆に「責任を負わない」代わりに金額を値下げすると言う交渉にも使えるので、「この仕事に対して、金額内で自分はどこまでの責任を負えるか」と言う線引きは絶対に必要だと思う。

仕事である以上、仕事に関する全ての責任は負うべきだ! っていう言い分もあるとは思うけど、自分の身は一つで、出来ることと出来ないことの境界線も作れずに言っていい言葉でもないかなと。
プロだからこそ「出来ない」と言う勇気は持たなければならないと、今ならはっきりと分かる。

と、言うわけで

上記の全てをまとめると、僕がフリーランスになった際に足りなかったのは
・ビジネスの知識
・交渉力
・責任の考え方

だったんじゃないかなーと思っている。
あれ? 技術は? って思う人もいるかもしれないが、こちらはあまり困ったことが無かった。

技術が必要なのは言うまでもないけど、これって案外仕事を通していくことで備わっていくもので、絶対的に完全な技能を持たなければならないと言うことは無いし、これまでも無かった。

それよりも大切なのは、仕事に臨む上で知っておかなきゃならないことを把握し、自分の中で昇華することだと思う。

フリーランスである以上は自分のことはほぼ全てを自分でしなければならないわけだけれども、経験上、まず考えておくべきは「自分の身の守り方」じゃないかなと。

極端な言い方をすれば、仕事は請け負えば何が何でもやっちゃえるわけだから、万が一何かあったときに、どう自分を守るのか、トラブルをカバーできるのかって言うことを意識しておけば、あとは仕事量を増やすだけって言うポジションに回れると言うこともあるので、これからフリーランスを目指す人がいるのであれば、そっちの方も考えてみて欲しいなーと思ってみたりするのだ。

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