なぜdocomoでiPhoneが発売されないのか素人なりに本気で考えてみた。

2012年06月11日(月)【
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今年の夏モデルでもリリースの予定はないと断言されたdocomoでのiPhone販売だけれども、多くの残念と言う声が聴こえる中、

「コレはdocomoの怠慢である」
とか
「docomoは交渉下手」
とか言われることもあって、確かに噂のレベルではあるものの、docomo側の

●SPモードの搭載
●iPhoneにdocomoのロゴを入れろ

と言う要望と、apple側の

●通信費落とせ
●SPモードもロゴも要望聞けるかボケェ!

と言う部分とか、どうにもこうにも折り合いがつかないとかなんとかあって、結局販売されないまま今に至る。

理由としてはもしかしたら上記のこともあるのかもしれないけど、なんでそんなにもこだわるんだろう? と思うところがあって久々に色々調べてみたんだけど、その結果として思ったのは、
「そもそもdocomoは現段階において、最初からiPhone売る気は無い」のではないかなーと。

以下、僕の個人的な妄想

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なぜソフトバンクはiPhoneである必要があったかを考えた

ガラケー大国日本において、なぜdocomoがiPhoneを出さないかを考えるより、なぜソフトバンクがiPhoneをリリースするに至ったかを考えた方が分かりやすい気がする。

と言うのも、日本国内においてのシェア状況を考えるとdocomo圧勝、auの中堅的位置に比べ、ソフトバンクは大幅に溝を開けられているという現状がある。

今から普通の手法で勝負しても、auに近づくことは可能であっても最下位の現状を覆すほどのキラー商品をリリースするのはほぼ不可能に近く、完全なるジリ貧状態であることは間違いない。

事実、ボーダフォンからソフトバンクに移行し、様々なキャンペーンを行ったが、大きな変化は見られなかった。
docomoの牙城は揺るがず、auはauとして中堅的な位置を保ったままである。

そうなると、キラー商品としてソフトバンクがiPhoneをリリースするのは当然のことだったように思える。
iPhoneを出せば勝てるかどうかはともかく、それくらいソフトバンクは追い詰められている状態だったと考えてみるほうがよっぽど分かりやすいんじゃないだろうか。

ただし、iPhoneを出すには相応に条件があり、他機種に対して通信費用を安くする(iPhone専用のプランを用意する)と言ったようなものが加算されるため、必ずしも利益が出るとは限らない。
しかし、それでもなおソフトバンクにとって最も必要なものは「顧客数(シェア)」であり、ある程度初期は利益を度外視してもシェアを確保しなければならなかったのではないか。

ソフトバンクの安値攻勢を見ればお分かりと思うが、あんな方法で大きな利益が出るわけがない。
最初からシェアを確保できていればいいのだろうけど、残念ながら現状においては出血を伴ってでもシェアを奪っていかなければならないと言う意味ではかなり厳しい局面とも思える。

しかしソフトバンクはiPhoneをいち早く販売に踏み切ったのは英断であるのは間違いないし、よくやってくれた! と言う声が多いという意味ではニーズに応えるフットワークの軽さは随一なわけで、ある意味今後の戦略次第で十分に戦えるだけのものが見えてきているのではないかとも思う。

iPhoneリリースに踏みきったauは?

次にiPhone販売を開始したauはどうかと言うのもあるが、現状の広告戦略を見るに、ソフトバンクほどの頑張りは見せていない。

ここら辺は色々解釈もあろうが、多くの人が言う
「docomoは迷走している」
と言うのは間違いで、実は最も大きく迷走しているのがauだ。

前述の通り、iPhoneを販売する条件として通信費を安価なものにしなければならないこと、さらにiPhoneを販売するために、apple側にマージンを払わなければならないため、利益率という意味では決して大きいわけではない。

iPhone100台売るよりも国産スマホ100台売るほうが利益率は高いので、出来ればスマホをたくさん売りたいものの、現状のauにおいてはそれも厳しい。

と言うのも、ソフトバンクにも同じことが言えるが、docomoと違ってauとソフトバンクは独自のマーケットのようなものを確保しきれておらず、キラーコンテンツ自体を持ち合わせていない。

auとしては利益率を考えると国産スマホの方をたくさん売りたい。
しかし、現状ではソフトバンクにシェアを奪われ続けていると言う状態だけは回避したいと言うジレンマが見え隠れしていて、やはりシェアを確保するためのキラーとなるiPhoneは持たざるを得ない状況だったのではないか。

そのため、結果として国産スマホとiPhoneを交互に宣伝すると言う手法に収まってしまっている。
よく言えば多面的。悪く言えばどっちつかずな広告戦略だ。

ギリギリのところで踏みとどまっているように見えるが、それでも緊張した状態は続いていることだろう。

auはどちらかと言えばフットワークは重い部類だったところ、現場を経験している社長に代わったこともあり、身動きが軽くなっているようにも見える。
まだ迷走状態は続くだろうけど、携帯だけに留まらない、auでしか実現できない独自のインフラ確保などもあり、現状の持ち物を有効に活かせば、決して弱いキャリアでもなんでもない。そもそもの地盤の強さもあって、あとは戦略なのかなーとか。

個人的には携帯電話としての戦略だけでなく、auひかりをはじめとする通信インフラの戦略を考えてきていると言うのはアリと思っている。
機種として優位性を保ちづらいポジションだけに、いかに使いやすさを追求するかみたいな点では今後も注目していたりする。

それでも結局docomoの牙城は覆せない?

話はdocomoに戻る。

前述の通り、ソフトバンクとauはシェアの奪い合いが続いているわけだが、docomoだって他人事と言うわけではない。

iPhoneと言うキラーにシェアを奪われ続け、大きな回復手段を見出せないまま今に至るわけで、やはりプランの見直しや新機種の大量リリースなど、必死の戦略を敷いており、決して楽な戦いではないだろう。

しかし、それでもなおdocomoがシェアNo.1であり続けているという現実もやはりある。

なぜdocomoが強いのかと言う要因を挙げようとすると、相当数に上ってしまうのだが、特に
●電波エリアが広い
●独自コンテンツを多く有している
●最初からシェアを確保している
と言う3本柱があって、さらにそれが利益に直結していると言う点においてチート状態なのだ。

思い返してみれば、docomoの戦略は一貫してブレていない。
「いかに収益を伸ばすか」
のみに集中しており、利益率の低いiPhoneを持つよりも利益率の高い国産スマホ、もしくはマージンの安い韓国製スマホのみの販売。

さらに、インターネット上では要らないと言われる事でお馴染みのSPモードやdマーケットも、独自のキラーコンテンツであり、非常に高い収益率を誇る巨大な市場だ。

最初からシェアを確保しており、収益モデルを確保している状態で、わざわざそれを手放してまでiPhoneを持つ必要があるのかと言われると、ビジネス的な側面で考えれば、あんまり必要がないと言えばその通りで、最も確実に収益を狙える上記を最優先した方が利益が出る と言う意味でdocomoの戦略は一切ブレていない。

もしもこの状況を覆すには、auとソフトバンクがガチでdocomoのシェアを奪いきらなければならないわけで、とは言ってもdocomoはそれを許さないよう様々な戦略で守ってくる。

とは言っても、互いに魅力は感じてるはず

appleとしてはdocomoの電波エリアの広さは絶対に欲しいところだろうし、docomoとしてはiPhoneの持つ圧倒的なシェアは欲しいだろうから、そういう意味では互いのニーズは一致しているようにも思える。

問題は互いの提示する条件で、条件を飲ませたいdocomoと条件を飲むわけには行かないappleのこう着状態がなんともかんとも・・・。
SPモードやdマーケットをアプリにすれば? とも思うが、それすると絶対にauやソフトバンクでも同じようにしろって話になっちゃうわけで、それじゃぁdocomoの優位性は確保できなくなってしまう。

docomoは自社の収益を何よりも優先すると言うことを考えると、絶対的な優位性が確保できなければGOサインは出さないわけだから、SPモードやdマーケットが完全に落ち目になり、捨ててもOKにでもならない限りは難しいんじゃないかなーと。

結局のところ、どうしてもdocomoでiPhoneを使いたいならSIMフリー機を購入し、microSIMを発行してもらうしかないんだけれども、それはそれで結構快適に使えちゃうので、SPモードやdマーケットが必要ないなら、そっちに行っちゃうしかないのなーと。その代わり保障とかも諸々消えちゃうけど。

何が言いたいかって、SIMフリーiPhoneでdocomoも案外悪くないぜ って言うか結構快適。
iモードメールだけが若干面倒なんだけど、LINEやカカオトークみたいなものがあれば、割とカバーできちゃうかなー。
メールで写真送るのがかなり面倒と言うのは欠点と思うけど、それはもう仕方がないと割り切る方向で。

携帯市場において、なかなかな混戦状態が見られるわけだけれども、そのきっかけを作ったのがたった1台のiPhoneと言う点が僕にとってはものすごく面白いところで、世界中のandroid携帯の種類は約4000種類。

それこそ季節単位で刻々と変化していく携帯電話事情だけれども、外から見てる分には楽しいなーってことで。
僕はまだdocomoを利用し続けることになるけど、熾烈なシェア争いだけは生暖かく見守って行きたいところと思っていたりする。

僕としては別にdocomoからiPhoneを出さなくて良いので、とりあえずSIMフリー機でも通信プラン安くしてくんねーかなーとか。
どうでしょうdocomoさん!(半年ぶり2回目)

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