フリーランスな僕らの結婚事情

2012年10月10日(水)【
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10月10日は結婚記念日だ。

日々仕事を追い求めたり、理不尽な業務をこなし続けながらも、やっぱり僕らも人間で、恋の一発や二発頑張ったり、結婚なども考えたりもする方も居られる事かと思うのだけれども、フリーランスと言う性質上

●社会保障がションボレリ
●将来の年金の少なさにゲロ吐きそう
●今後仕事が無くなったりして、飯が食えなくなったりとかしたら・・・?

など、現実問題として立ちふさがる壁は圧倒的に高い。

だがしかし、我々はそれでも結婚をしたいと思うし、幸せな家庭を築きたいとも思うわけで、晩年一人で大丈夫! と言う場合でもない限りは、やっぱりどこかでパートナーと共に過ごす時間を作りたくもなるだろう。

すでに結婚していて、十分に家族を養えている方、まだ独身で現在絶賛婚活中! と言う方も居られるだろうが、今回は僕の結婚話でも聞いてやってくださいよ。

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それは4年前のことであった・・・

当時28歳。

あなたがフリーランスになる前に見せておきたい僕の下積みの話

を読んでもらえれば分かると思うんだけど、フリーランス3年目の僕は仕事もお金もない状態でありながら、23歳の頃からずっと付き合ってる彼女(現嫁様)とのお付き合いなども続けていたわけで、いい加減5年も付き合ってて、もう良い歳なんだし結婚の一つでも考えようよ! みたいな話題が出なくも無いものの、意識的に逃げつつ、「もう少し余裕が出来たら!」と言うことを言い訳にズルズルとこの関係を続けようとしていた。

要するに、結婚したところで今より生活が苦しくなる可能性のほうが高いんだから、結婚なんて考えない方が良くね? みたいな。

とは言っても嫁様も嫁様で業を煮やしてるところはあっただろうし、「いつまでダラダラしてんだこの野郎!」みたいな気持ちは少なからずあったんじゃないか。

事実、「28の段階で結婚の決意が無ければ別れてた」と後日言われることになったわけで、仕事だけでなくプライベートでも危ない橋渡ってたんだなーって今更ながら思う。

結婚式場見学に行ったのが多分きっかけ

多分、今思い出すとこれが大きなきっかけだったんだろうなーって思うんだけど、たまたま無料で結婚式相談会みたいなものが開催されていて、それも大手のものだったので、嫁様がウキウキ気分で「行こう! 行こう!」と言うのだから仕方が無い。

当然のことながら僕はあまり乗り気ではなかったし、式場って言うものに興味こそあったんだけど、「写真が撮りたいなぁ」とか、「ここって公然と人に米粒ぶつけていい場所なんでしょ?」みたいな、そう言う感じ。

実際にプランナーと話をしてみても、何を言ってるのか全然わかんない上に、会場から料理、司会、ピアノ演奏から何から何までオプション扱いで、これらを全て一つ一つ選びながらお式の形を作っていくとか途方も無い作業がすでに考えられない。

確かに、ここまで細かくしないと「私の結婚式!」って言う感覚掴めないのかなーって思っちゃうのだけれども、正直、こんなことに時間を使うくらいなら、明日の飯の種考えた方が良いやって本気で思ってたのは認める。

後日に同会場で、実際にお式で出される料理の試食会ってのにも参加したんだけど、あんまり美味しいとは思えなかった。

しかし、会場の感想はともかく、あまりにも細かすぎるオプション選びや、あまり美味しいと思えなかった食事においては嫁様も同意見だったようで、「ここではないな」って言う感想だけは一致したもので、なんか悔しいと言うか、こう言うブランド的なことをしなくても、「もっと人をもてなす方法って無いものか?」って考えるようになってしまったことから、割と本気になったと言うか、ある意味において「指針が決まった」って言う部分が事を決定付けたようにも思える。

考えてみると、単純に「結婚」と言うもの自体が漠然としすぎていて、あたかもお化けのように感じ取ってしまっていたんじゃないか。
お金も無い、仕事も少ないって言う現状に、色んなものが夢物語のようにも見えたし、霧がかかって先が見えない地平線のような、色んな事を無意識で有耶無耶にしてしまっていたような。

特に結婚情報誌なんかを見てみると、窓から投げ捨てたくなるような情報ばかりが目に入ってくるもので、やれ平均金額はいくらだとか、こう言う段取りが必要だとか、資金的な余裕があって、万全の環境が作れるならまだしも、明日の見えないフリーランスからしてみれば、何もかもがデタラメにすら思えてしまうものだ。
役に立たないと言う訳ではないが、時にこう言った情報が逆に色んなものを隠してしまうんだなーって今になって理解してしまったりもしている。

形が見えると後は早い

先に書いておくと、上記のような結婚式場が駄目なんてことは全く無い。
ただ、僕らとは合わなかった それだけのことで、例えば大人数を集めて披露宴をするとかになると、収容人数の問題からしても大手を利用した方が断然良いと言うのは間違いないと思う。

が、嫁様はともかく、僕の場合は組織に属しているわけではないので、上司がいるわけでもなければ後輩がいるわけでもない。仕事での付き合いがあるといっても、あくまでビジネスなので、プライベートに干渉することも無いと言うことで、必然的に招待するのは友人と若干名のお世話になっている人のみになる。

嫁様は嫁様で、会社の規模が大きすぎて呼べないと言うこともあり、友人と若干名の同僚の方の招待と言うこともあり、後は親族のみなので、全体的な人数が少数の部類に入ることから、広いスペースが必要ないことがわかった。

さらに、「せっかくなんで、全力で招待客をもてなしたい」と言うことで、条件として決まったのが「飯が一番美味い、100人未満のスペースが確保できる式場」と言うことになり、すでに結婚している友人の話を参考に、改めて本格的に式場を探すことになった。

そこで見つけたのが、地元で一番飯が美味しいと評判で、さらに披露宴会場としても利用できるレストラン。今でも思うのが、この選択が無ければ、結婚式をすることは無かっただろうというくらいの決断だった。
今でも支配人とは仲が良く、ちょっとした記念日などでも食事に足を運んでいたりするくらいだ。

婚約指輪・結婚指輪を買おう

結婚式とかの話が進めば、必然的にこの話も出てくるわけで、当然嫁様も欲しい気持ちが満載なワケだ。

僕だって出来ればドラマチックに給料3か月分ぱーん! と支払って、さりげなく夜景の見えるレストランなんかで渡してみたいものだけれども、当時貧乏真っ盛りの僕には当然そんなお金など無い。
そもそも、当時の僕の一ヶ月の給料の味噌っかすっぷりを考えてみても、3ヶ月全額を捻出したとしてサラリーマンの1ヶ月の給料になるかどうかのレベルだ。
これから結婚式も控え、大金が飛んでいくのに、さらに指輪代まで飛んでいくのか! と思うと怖くて怖くて夜も眠れないと言うか、平気で100万単位のお金がすっ飛ぶわけだから、あの頃の僕としては結構シャレにならない話だったりもしたものだ。

が、ここはワタクシめも男である。
嫁様に恥などかかせたくないし、願わくば夢で描いた話を実現させてやろうみたいな気にもなったもので、無理矢理仕事を放り込み、捻出できる限りのお金を捻出して、嫁様の希望通りの指輪を買ってみせたということは今もなおmasakiの歴史においてベスト3くらいに入る頑張りであったと追記しておく。

余談だが、指輪が出来上がったときに一人で店頭に向かったのだけれども、街行く人々全員が強盗に見えたと言うこともあった。
それくらい頑張った。アフィリエイトタグがあるなら商品紹介で貼り付けてやりたいくらい頑張った。

その後、結婚指輪も購入し、とりあえずは結婚式までの道のりがスタートしたと言えよう。

プロポーズについては端折っておくよ。笑い話なんだけどね。

招待状とか、メッセージカードとか。

結婚式の段取りをつけていけば、当然予算の壁にぶち当たるわけだけれども、経費削減の方法として招待状やメッセージカード、ウェルカムボードなど、式場用意ではなく外注で用意するようなものについては全て自分で作った。
ついでにムービー関連も自作したので、ここら辺の経費は相当安く抑えられたと思う。

カメラマンもこちらで用意しようと思ってたんだけど、それは駄目だと言われて断念。

僕の場合は教会でもなければ神社でもない、レストランウェディングのいわゆる「人前式」にあたるので、割と自由と言うか、形式ばったことをしなくて良かったって言うのはありがたい話だった。

さて、ご両親に報告を・・・

多分、何が怖いかって一番怖いのがここだったんじゃないだろうか。

結論から先に言えば、何のことは無い。高校生のときから知ってる間柄でもあるので、スムーズと言えばスムーズだったと思う。

ただ、フリーランスと言うにも拙く、明日の飯の種すらままならない状況の中で、果たして結婚を認めてもらえるかどうかと言うのは本当に難しい部分だと思った。
下手すると、

「いい人だとは思うんだけど収入がねー」

みたいな感じで終わりみたいな可能性もあるわけで、今考えてみても、将来の見えない男に大事な娘を託すみたいな、よくそんな決心を・・・! と、頭の上がらない存在ではあるのだが、とりあえず現状ではそこまで落ちぶれてはいないようなので結果オーライと言うことにしておこう。

と言うか、この流れで行くと、一つの疑問が沸くと思う。

「え? 順番おかしくね?」

と。

そう。そこら辺はなんと言うか、そこはかとなく周囲に結婚を匂わせて、後戻りできない状態の上で報告しようと言う悪巧みの結果こうなってしまったのだ。
駄目と言われてももう遅い。段取りはつけてある! と言うお話。
(他の方が同じ事しても責任負えないよぅ)

お引越しお引越し

全ての状況が整いつつある中、いよいよ一緒に住むところを探していくことになるわけだが、想像以上にスムーズに見つかってしまった。

お互いの実家のちょうど真ん中あたりにあり、僕の仕事部屋の確保も出来ると言う条件が見事に合致し、現在もここに住んでいるのだけれども、もしこれから引越しする予定のある人は注意しておいて欲しいことがある。

インターネット回線は最初から付属している場合でもない限り、申し込みから開通までに2週間から1ヶ月かかる。
つまり、転居してからネット回線を引く では遅いのだ。逆に言うと、パソコンを運ぶギリギリまでパソコンを触っていなければならないため、引越しと作業スペースの移行、業務の継続を同時進行で行わなければならず、どうしても最低1か月分は賃貸契約を前倒しせざるを得ない。

言い方を変えると、一か月分余分に家賃を払うことになる。それでも業務が2週間以上ストップすることのほうが困るので、事前の準備はしておいたほうがいいだろう。

そこら辺は僕も怖かったので、実家で全て契約を済ませてしまい、ネット回線が開通してから引越しをすることにした。
タイミング的に結婚式より2週間くらい前。四畳半ワークス誕生の瞬間である。

そんなこんなで結婚式!

嫁様の希望で婚姻届を出す日と結婚式の日は同じにしたいと言うことで、式場に行く前に市役所へ行き、婚姻届を提出することで、形式上としては結婚と相成った。
そのまま式場で準備をし、結婚式が始まるわけだ。

人生初の主役ってやつですよ!(主に嫁様が)

ちなみに、式中はあまりの緊張に自分の名前忘れ、名前を呼ばれたときに「誰?」って思ってしまった(本気で)

ここまででかかった費用

あまり詳細に金額を書くとかもいやらしいので、そこは割愛させていただくが、自分には身に余るほど豪華な結婚式だったと思うし、思い出を含めて色んな物を残すことができたという自負はある。

それでも多分、実際にかかった費用は結婚雑誌によくある平均的なお式の3分の1くらいの金額で収まったんじゃないだろうか。
逆に「自分で出来る事は自分でする」って頑張ってみても、減額できる数字は決して大きな物でもなく、せいぜい5万円程度浮いたとかそう言うレベルだと思う。それでもありがたいけど。

純粋に引越し費用や結婚指輪のような、値引きが効かないものもあるので一概に言えないけど、「結婚式」にまつわる物は工夫や式場選びによってはクオリティそのまま金額を大幅に下げると言う方法もたくさんあるので、時間を掛けて調べる価値は十分と思う。特に情報誌などでは決して紹介されない地元の情報や伝手なんかはものすごく有用で、最初に抑えておきたいものじゃないだろうか。

そんなこんなで3年です。

そもそも嫁様とは高校3年のときに知り合い、23歳で付き合い、現在32歳と、それこそ10年以上の付き合いになるわけで、結婚3年目と言われてもあまり実感が沸かないというか、いることが当然のような感じで生活していたりもするわけで、でも、こんな自分を支えてくれる大事な存在なんだよなーって思いながら、何とか今日も美味しくご飯を食べることが出来ている。

人間やれば出来る物で、必死で仕事を取ってきたり、こなせる範囲内、場合によっては多少の無茶も経験しながらも、何とかかんとかやっていけているわけだ。
おかげさまで子宝にも恵まれ、現在はもう一人、嫁様のおなかの中で少しずつ、少しずつ成長を続けている。

最近はすっかり仕事のペースも落ち着き、徹夜業務をなくし、家庭の中で出来ることをし、それでいて仕事を頑張るって言うスタイルが出来つつあるのだけれども、こう言った日常を大切にしながら、次の1年、その次の1年と頑張っていきたいなーと思ってみたりもする。

何が言いたいかって、こんな駄目なフリーランスの僕でも結婚できたんだし、決して怖いものじゃないと思うんだよ。
もし何か迷っているなら、一歩、決断する時がくることを覚悟し、前へ進んでみてはどうだろうか。

おっぱい。

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