個人事業主でもクレジットカード決済を導入できる時代なんですね

2013年08月07日(水)【
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creditcard

最近では個人事業主になるって言うのも割と難しいことでもないし、誰でも手軽にネットショップを作るサービスがあったり、自分自身は売る商品を持っていなくとも、数多くの在庫を持つ問屋などと契約してドロップシッピングと言う形でEC代行のようなことをするのも珍しいものではなくなってきた。

僕は25歳(正確には24歳11ヶ月)のときに独立し、個人事業主として仕事をスタートさせ、ネットショップの店長としてデビューしたのは27歳のときだ。
フリーランスとしては8年、ネットショップ店長としては6年と、長いのか短いのかよくわからん経歴ではあるものの、この業界は本当に強烈な加速度で以て現在に至ってるような気がする。

そんな中で個人的に特に大きな変化だと思っているのは「決済」に関することで、昔は法人企業やお店が持っているサービスの一つであった「クレジットカード決済」の普及だと思っている。

今では個人事業主でもクレジットカード決済OKと謳っている所も少なくないし、その方法も今まさにトレンドの一つだと断言してもいいのではないか? などと思うこともある。

と言うわけで、今回は「個人事業主の決済の今昔」について、お粗末ながら語ってみようかなと。

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そもそもクレジットカード決済の導入はハードルが高い

インターネットで商品を購入する際、およそ7割近くがクレジットカードによる決済方法だと言われている。
実感としては代引と同数くらいで、コンビニ決済が最近追いかけてきているって感じじゃないの? なんて思ったりもするんだけど、依然としてクレジットカード利用者が多いのは事実だ。

しかし、これを個人事業として取り入れるのは非常にハードルが高い。

なぜかと言うと、通常でクレジットカード決済を利用するには、各信販会社の審査が必要となり、さらに年会費として2〜3万円程必要だった。
さらに、利用されているクレジットカードの種類も多いもので、例えばメジャーな所で言えば「VISA」「JCB」「アメリカンエクスプレス」「マスターカード」あたりなんかは抑えたいところで、最低でもVISAとJCBは抑えておかないとクレジットカード決済の意味もほとんどない。

今でこそ色々と統合されているが、ほんの数年前だとカードブランド別でそれぞれ審査と契約手続きを行わなければならなかったため、主要カードを一通り対応させると年会費だけで10万円以上かかってしまう。

そう考えると、資金力・維持力としても疑問視される個人事業主ではなかなか手を出せないものだった。

ネットショップ限定の決済代行サービスの登場

クロネコヤマトや佐川急便など、各種運総会社においてもネットショップ限定などと言った形で個人事業主にも利用出来るクレジットカード決済代行サービスを持っている。
クロネコWEBコレクトなんかが特に有名なんだけど、これは事業者登録をすることにより、様々な決済代行サービスを利用することが出来るようになる。

特に利用者が多いのが代金引換なんだけど、これはオークションでも利用することが出来たりと、利用の敷居が低いのでネットショップをはじめるなら是非導入しておきたい決済方法。

で、もう一つがクレジットカード決済代行だ。
これはネットショップの審査が必要となるため、あらかじめ事業者登録に加えてサイト申請もしなければならないんだけど、一度審査が通れば、以後はVISA、JCBを含む10ブランド以上のクレジットカード決済を導入することが出来るようになる。
しかも年間維持費等は無料となっており、商品が売れたときに数%の手数料がかかるだけと言う、非常にお手軽な決済導入窓口の一つだと言える。

さらに、各レンタルカートASPでも導入されるようになってきている、各種決済代行会社のサービスも数年前から既に導入可能になっていた。
が、一部では決済代行費用だけでなく、月間維持費などもかかるため、少なくとも自分の周りでは大きく浸透していたようには思えない。独立したての個人事業主・ネットショップ店長的にはクロネコWEBコレクトの一人勝ちだったような気がする。

ここら辺でポイントなのは、これらの決済代行サービスはクレジットカードだけでなく、コンビニ後払いであったり、到着時クレジットカード払いなどの各種決済サービスは当時から存在自体はしていたと言うこと。
しかし、ネットショップでしか使えない。白色申告事業主では審査が出来ない、審査のハードルがサービス運営元によってまちまちって言う感じで、結局は自分で色々調べて行かざるをえなかった、いわゆる「過渡期」にも近い感じだったようにも思える。

ただし、例外があって、生体を取り扱うペットショップや一部のアダルトグッズ関連においては審査ができず、利用出来ない規約となっている場合が多い。
中には審査可能な商品の決済代行のためと言った理由で審査が通る場合もあるが、原則としてNGとなっている。

と、ここまでが「ネットショップ」に関するクレジットカードについてのお話。
とりあえずここまでを「従来のクレジットカード決済」についてってことで。

以下、最近注目を集め出したクレジットカード決済について。

実はかなり前から存在していたPayPal

最近特に動きが活発なんだけど、6〜7年近く前にはすでにPayPalは日本でも使えるようになっていた。

とは言え、まだ日本人向けのインターフェースではなかったし、どちらかと言えば三番手あたりにいそうな感じの決済方法だったようにも思える。
クレジットカード認証の際にPayPalから電話がかかってくることがあったんだけど、ものすごく拙い日本語でなんとか認証を得る みたいな。
今でも忘れてないよ、キャシー※仮名 の舌ったらずな日本語(でもすごい頑張ってて丁寧だし、運営自体もしっかりしてる)

導入自体は当初から無料だったし、決済代行手数料も安価、年間維持費も無料なため、ある程度WEBに詳しい事業主は早くから目をつけていたりして恐らく普及率の向上は確実だなとは思っていた。
ちなみに僕が運営しているネットショップの一つでも導入していたりする。

PayPalを利用するメリットとして、用途はネットショップに限らず、オークションやWEBサービスでも決済方法の一つとしてクレジットカードを利用することが可能になるっていうのがある。

今ではソフトバンクと提携して日本法人が出来、さらにスマートフォンを使った直接決済も出来るようになった。
PayPal here

これにより、ネットショップはもちろん、その他事業に関する決済はもちろん、直接お客さんの立ち会いのもとクレジットカード決済が出来るようになった。

PayPalは信頼度においては非常に高く、海外ではメジャーな決済方法の一つでもあるため安心して使えるのだけれども、PayPal hereを導入する場合はソフトバンクとの契約が必要になる。
これが理由で僕はPayPal hereは導入出来ていない(ちきしょー!)

ちなみに、法人化してからは利用には簡単な審査が必要になっており、これまでは事業者のクレジットカードの認証登録さえ出来れば誰でも利用出来たのだが、現在はそれに加えて身分証明書のコピーの提出。以後、審査通過後に郵送される登録コードの認証がなければ全機能の利用は出来ないようになっている。
これに大体一週間程度必要になるので、PayPal導入を考えている場合はお早めにどうぞ。

どうでも良い話だけど、確認電話のお姉さん(ナターシャ※仮名)は日本語すごく上手だった。

国内サービスとして急浮上の楽天スマートペイ

楽天スマートペイも上記のPayPal hereと同様、スマートフォンに専用のカードリーダーを接続することで利用出来るようになる、いわゆる「スマレジ」の一つなんだけれども、日本最大級のショッピングモールでもある楽天の運営であること、国内サービスであることも考えると、海外サービスに一歩引いてしまいがちな人にとってはありがたいものかもしれない(今回は楽天の信頼性については度外視するます)。

特徴としては導入が早い。決済から入金までの速度が速い(最短1日。PayPalだと最短3営業日。長いと一週間くらいで入金)のがメリットかなと。

ただし、加盟店申請が必要となること。推奨として楽天銀行の口座開設が推奨されることなど、個人的には「やっぱり楽天か…」的な部分もあるので、ここら辺は好みかなーって思ってみたり。
でも国内サービスって言うのは嬉しいよね。

スマレジのキラーになりえるか?Square

Squareは一部界隈でちょろっとだけ話題になったようなことを記憶してるんだけど、つい最近スタートしたスマレジのサービスで、導入の敷居が上記二つに比べて低いことがメリットの一つと言えるかもしれない。

機能や性能についてはどれも変わらないんだけど、導入が簡単と言う意味ではスピーディな印象はある。
決済から振り込みまでも最短1日であること。決済手数料も上記2つとほぼ同様なので、特にWEB、IT関連の人には支持されやすいかなーなんて思ってみたり。

これはまだ僕も教えてもらったばかりで詳しくは書けないんだけど、導入を検討していたりして、無事利用出来るようになったらネットショップニュースなう!にて改めて書いてみようかなとか(最近更新してないですすんません…)

比較してみよう!

…とは思ってみたものの、あんまり比較するべき場所が見当たらない辺りがなんとも。
手数料もコンマ刻みしか違いないしね。

さすがに僕も全部試して詳細まで紹介! なんてのは無理なので、分かる範囲のザックリ感漂う比較で申し訳ない所だけれども、判断の一つとして

PayPal(here含む)

●サービスとして歴史が長く、信頼性も高い。
●ソフトバンクiPhoneを使っていれば、契約はサクっと行ける。
●オンライン上からでも、直接取引でも、オークション等でも使える。

×導入まで1週間程度は見る必要がある。
×日本に法人はあるものの、サポートは外国のお姉さん率高し。
×決済から入金まで3営業日〜5営業日(一週間)

楽天スマートペイ

●楽天ヘビーユーザー推奨。
●審査期間も短く、すぐに導入出来る。
●何より国内サービスであるため、サポートも全て国内から受けられる
●決済から入金が最短1営業日と早い(楽天銀行限定)

×楽天に何かしら疑問がある場合はどうだろう?
×楽天銀行推奨のため、結局口座開設が必要になるかも?
×審査の難易度は不明。

Square

●導入の敷居が低い
●Apple Store、ローソンでカードリーダーが手に入る
●決済から入金が最短1営業日と早い(指定銀行口座限定)

×海外サービスでまだ日本上陸間もないため、これからが未知数
×サイトマップ・内容ともにすごい分かりづらいんですが…
×振り込みタイミングが金曜日と固定のため、指定銀行口座以外の入金手続きの場合、時間がかかる場合がある。(金曜日が祝日の場合はどうなるか不明?月曜日にずれ込むかも?)

個人事業主がクレジットカード決済と言う手段を持つと言うこと

これに関しては肯定派か否定派かと言われるとちょっと難しい。

クレジットカード決済はいわゆる「取りっぱぐれのない」決済方法としてはありがたいし、何より今時のネット事情には即してるところもあれば、実売においても使えるようになったと言うのは、ともすれば業務の幅自体が大幅に広がる可能性も示唆しているわけで、使えるものなら取り入れて行きたいと言う本音は確かにある。

しかし、簡単に導入出来るようになったから誰でも使えるのかと言われると、そこには疑問があるし、その気になればそれなりに悪い使い方も不可能じゃない。
リスク管理の問題もある。情報の流出の問題もある。
手軽であるが故のリスクは絶対に無視してはならないし、より高度に情報に関する責任を持たなければならない。特にプライベートと仕事用を一台のスマートフォンで済ませているのであればなおさらの話だ。

クレジットカードは個人情報の塊だし、何よりお金にまつわるものだ。
最近ではスキミングを始めとしたクレジットカードに関する被害も多く見られるようになっている。個人でこのようなシステムを持つと言うことは、そう言った被害に対して最大限の対策は出来ているか。それに関する責任の所在は考えているのかなど、軽い気持ちで導入していいものとも思っていない。

便利なものだからこそ、その用途とリスク、対策方法を全て用意し、顧客のニーズに合った用途となるのかの精査がまず最初にしておくべきこと。
その上で必要であれば導入を検討すると言う所くらいまでは最低限自分の中に落とし込んでおきたいものだと思う。

使い方によっては本当に便利だし、今後のビジネスにおいて求められてくる可能性の高い物の一つでもあるから、導入を考えるならもう一度、深く調べておくことを推奨したいと言うことで今回は締めとしておこう。

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