最近のフリーランス事情について思うこととか(フリーランス Advent Calendar 2014 二日目)

2014年12月02日(火)【
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と、いうわけで。

アドベントカレンダー・フリーランス Advent Calendar 2014二日目は四畳半ワークスの僕こと、masakiが書かせていただきますよ!

12月1日は発起人である、「すみだあやか」さんのわたしのしごと(フリーランス Advent Calendar 2014 第一日)が書かれているので読んでみてね!

と言うことで行きまっしょい!

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フリーランス人生ももうすぐ10年目に突入です

フリーランスになるきっかけとしては特になにか理由があるとかでもなんでもなく、2003年に大学を卒業し、そのまま地元の印刷会社でDTPオペレーターなどをしつつも、わずか2年で会社と折り合いがつかなくなり、そのままクビになって、さぁ次どうすっかねってところで、別の印刷会社から仕事を請けるようになったのが2005年4月の話。

一応、ハローワークに強制的に面接を受けさせられて、色々再就職先は決まっていたんだけど、この業界家に帰るのがあまりに遅いのが通例で、家族(特に亡くなった祖父)が難色を示しまくっていたと言う事もあり、結局全部断って、そのまま最初に仕事を持って来てくれた印刷会社と業務提携などしながら一人でやって行くことになってしまった。

「なってしまった」と言うのは、別にフリーランスでやっていこうという気持ちは無かったし、なし崩しのまま仕事もあってそこそこお金貰えるしって言う非常に甘い考え方だったように思う。

最近ではフリーランスになる人で、少なからず大きな野望を持ってんのか、会社としてもそれを支援してんのか、ちょっと探せばフリーランスで仕事をする方法なんてものがゴロゴロしてるんで崇高なものに見えなくもないが、その実裏を見てみると、案外僕みたいな、なし崩しのまま一人でやらざるを得なくなってしまったという人の方が多いんじゃないだろうか。最近はそんなことを思うようになった。

とは言え不景気まっさかりの当時、Webの追い風もあって印刷の仕事と言うのは、いつか無くなってしまうのではないか? と言われるほどの勢いで界隈が動いていたから、その煽りもあって仕事はどんどん無くなってくるし、当初頼りにしていた定期案件がいきなり印刷会社鞍替えの憂き目に遭ってなくなってしまい、日銭を稼ぐのがやっと という状態になるなど、あんまり華々しい実績ってのはないなーと。

そもそも、準備すら満足にしていない状態でのスタートなワケで、さらに今程情報が溢れているわけでもなかったから、とにかく何も無かった。
とりあえず急を要して、会社員時代に貯めたお金でモリサワのNEW-CIDフォントをパッケージで購入し、大学時代にアルバイト頑張って購入したillustratorとPhotoshopを使ってのスタートと言った感じ。

確定申告やりかたなんて知らなかったし、白色申告も青色申告も名前しか知らなかったし、社会的コストはどれだけかかるかなんて考えたことも無かったから、突然書面を送りつけられても困る。頼る人なんて周りにはいない。

そんな感じで、何も知らないけど売上立ってないから、まぁいいよね! ってな感じで数年過ごしましたみたいな。そんなことしてたら、もう来年の4月には10年目である。

大丈夫。まだ、なんとか生き残ってる。

なんとか生きていけるようになったきっかけ

このあたりは大昔に「あなたがフリーランスになる前に見せておきたい僕の下積みのお話」でも書いたので、こちらを参考にしてもらえれば。

当時僕はDTP屋さんで、業務提携している印刷会社から印刷物の仕事を貰ってAdobe illustratorを使ってデザインを組むことを主な業務としていた。

Webのことはブログはかけるけどお金貰って製作した場合、それに見合うクオリティを提供出来るかと言われれば疑問だったし、そもそもHTMLタグもほとんど知らなくてホームページビルダーにおまかせだったから、ほとんど無頓着だった。

今思えば、早々に転身を考えれば、ある程度先行者利益的なものは享受出来たのではないか?(もう遅かったかな?)という気持ちはあれど、出来ぬものは出来ぬ。

しかし印刷の仕事は目減りしていくし、どうにもこうにもならんという状態の中、実家の家業についてネットショップを作ることになったのが、今の自分を形成する全てのきっかけだったように思える。

さすがに最初は苦戦したものの、毎日触っていればHTMLもCSSも理解出来るようになるし、自分で組まなきゃ誰もやってくれない。しかし自分で組んでも「実家のお店」で完結出来るという環境は非常によろしく、この期間でWeb製作の基本的なものは全て独学でなんとかすることが出来るようになった。

その間に色んなネットショップ形態を覚えざるを得なくなってしまっていたので、そのまま色んなレンタルカートの勉強をする羽目になってしまい、未だにその知識が役に立っていたりするから人生とは不思議なものである。

現状の僕の仕事においては、DTP2割、Webサイト製作3割、ネットショップ5割と言った程度にネットショップ製作案件が大きな割合を占めていたりする。

未だに「印刷業です」と通している身分ではあるが、傍目から見れば僕ももうWeb屋さんという部類に入ってしまうようだ。

最近の仕事に思うこと、これからの10年について思うこと

傲慢を承知で、僕の観測範囲内でいうと、結構な割合で「フリーランス=技術職」という視点から抜け出せない人が多いんじゃないかなと。

それで食っていけてる人もいるから一概に全部が全部とは言うつもりはないけど、どうにも新技術の追求ばかりに目を向けて、肝心の仕事については本当に役に立ってるの? って言うのがチラホラ。

新技術を知る、取り入れる、勉強すると言うのは生き残るために必要と言うのはとてもよく分かる。
勉強嫌いの僕ですら、ついにHTML5を使うようになったぞ! というレベルではあるものの、加速度を増していく技術の進化についていかなければやっていけないことも多いのは重々承知している。

しかし、求められるのはそれだけじゃないし、営業力を求められることもあれば、人にお願いしてディレクション的なことをしなければならないこともある。

逆に言えば、技術はなくともメールなどのコミュニケーションツールだけで飯が食えてる人もいる。
昔、お世話になっている人に「この手の職種での究極系は携帯電話ひとつで仕事を回せることだ」と言われたことがあるが、今の時代にそぐうかどうかはともかく、ひとつの真理はついてるよなぁと。

どう言った道に進むのかはともかくだが、バックアップ体制がないのであればなおさら、一本化だけで飯が食えるほど甘い場所でもないし、同じ技術者がたくさんいる中、自分だけが上手に差別化して生き残れるとは限らないご時世で技術だけを武器にするのはかなりリスクあるのではないかな? とは思うことが増えて来ている。

技術だけで、現場に居続けることで飯を食えれば幸せだが、年齢とともに徹夜作業は苦しくなるし、どれだけ気持ちは若くとも、新規参入してくる若者の技術力の高さ、吸収力には敵わない実感も生まれてくる。

いざ自分が40代に突入した時、もしも誰にも負けない技術があり、オンリーワンで生きていけるならいいだろう。しかし、そうじゃない場合、いよいよ仕事なんてのは若い人に振られていくだろうし、年老いていく自分に若者向けのサイトを作れと言われると、難しいところも出てくるかもしれない。

フリーランスの国民年金とかに絶望する人は多いが、フリーランスとして40代を迎える頃の仕事の量を想像している人は僕の観測範囲内ではあんまりいない感じ。
多分、相当数無くなっていると思う。リアルな問題として、若い頃に比べて相当に減っていると思う。

そうなった時に自分を守ることが出来るのはなんなのか と言うことを考えるようになって、いよいよ自分自身が現場に居続けることに、いつか限界を見いださなければならないことを覚悟するようになって来た。

そう考えるようになると、これまでフットワークの軽さと時間の融通と意地とプライドと、ほんのちょっとの技術で生きてきた僕的に、次のステップを作らなければならないという答えに行き着く。

技術の習得を諦める気はないが、それはそれ。これはこれ。として、任せられる人に任せるようにしたいし、そのための人脈をコツコツと構築していく必要があるなと。

いわゆるワナビーの「コノデアイニカンシャ!」的なものはビタイチないが、ここ最近は色々と人に仕事を依頼することが多くなって来た。これを成長とは言わないが、少なくとも人に任せられるだけの案件、コストの確保をするための知識や経験的なものは備わって来てるような気がする。勘違いじゃなきゃいいけど。

これが組織であれば、割り振られていく仕事に対してスケジュールを切って最後まで技術職として突っ切ることも可能だが、残念なことにフリーランスだとそういった保証はどこにもない。

いつかどこかで、今とは違う身の置き方をイメージしておかないと本当に辛いことになってしまうような気がしてる。

今はありがたいことにお仕事を数多く頂いており、2014年は新規案件はもう入れる余地が無くなってしまっている。でも来年はどうだろう? 常にその不安を抱えながら生きていくってのも正直辛いし、出来るだけ早々に抜け出すべきという気持ちがここ1〜2年の間でものすごく強くなって来た。

2015年の抱負!

フリーランスとして10年目の節目を迎えることになる2015年だけれども、毎年毎年「ダラダラする」と言い続けているが、その路線は変わんないので置いておくとして、単純だけど「仕事量の追加」と「仕事のパートナーを作る」をとことん目指したい。

それもちゃんとしたコスト計算の上で。

自分一人で出来る仕事量なんてのはたかが知れてるんだけど、幸いなことに今仕事をお願いしたり、手伝ってくれている人は自分にとって限りなくベストに近い存在だ。
それはそれでいいんだけど、今は信頼出来るパートナーとて、いつかはその人たちも人に仕事を任せる側に行くだろうし、近いうちにそうなることを確信しているわけで、やっぱり仕事的な意味でズッ友というわけにもいかない。

そう言った流れの中で、「仕事量の追加」と「仕事のパートナーを作る」を達成するには、自分は「仕事を取れる人」でなければならないし、「仕事において頼って良い人」と思ってもらわなければならないという結構な難題をクリアしていかなきゃならんわけで、そんなに自信はねぇよなぁ…とか、自分にそんなこと出来るのかねという疑問こそあれど、やらなきゃ10年後干上がるのは自分だと思って腹を括るしか無い。

僕も来年で35歳になり、いつまでも夢見てるわけにもいかない。頭の中は未だ大学生の頃のままだが、社会的な意味においてはもう待ったなし状態なわけだから、自分自身の身の置場と言うのは真の意味で固定させなければならぬ。

最後に言いたかったことなど

そんな感じで、あんまり人様に夢を与えられるような文章にはならなかったんだけど、当然のことながら組織人だろうがフリーランスだろうが、明日も明後日も生きていかなきゃならなくて、苦しくても仕事の無さを嘆いても、支払うべきコストを支払うことが出来なくなったとしても、それでも明日を生きていかなきゃなんない。

特にフリーランスと言われるポジションはそのリスクは割増しされるケースの方が圧倒的に多いわけだから、よりリアルに10年後、20年後を考えなきゃなんないよなっていう今の心境を綴ったらこうなってしまったのでまー許したってくださいな。

そう言ったことに気がつくにはちょっと遅い気もするのだが、下積みが無駄に長くなってしまったので気がつくのもそれに合わせて遅くなってしまっている。この辺りはまともに行動しなかった昔の自分に後悔はしてるし、もしもこれを読む機会のある若手のフリーランスの方がいたら、そうはならないようにして欲しいとも願う。

今の時代、ふと見渡せば仕事をくれるところなんてたくさんあるし、クラウドソーシングなんてものを使えば、仕事の確保自体は難しいことでもなくなって来ている。

多少の不満はあれど、「フリーランス」を取り巻く環境は決して不遇ではない。知識と経験を活かせば突破口は必ずある。

しかし、知識と経験がなければ辿り着けない場所もある。出来れば痛い目を見て欲しくはないが、痛感しなければ分からないこともある。重ねた仕事の数だけ理解しなきゃいけないこともある。

それに報いある何か(仕事であり、対価であり、娯楽でもある)を得ることが出来るようになれば、多分フリーランス人生も悪くないなって気持ちにはなれるんじゃないかなと、ようやくそういうところに来た実感があったりするので夢のある話は書けそうにないが、まー頑張りまっしょいと言ったところで締めとさせていただきまっしょい。

さてさて、質問に答えますよ!

前日のアドベントカレンダー記事「すみだあやか」さんのわたしのしごと(フリーランス Advent Calendar 2014 第一日)において、

「フリーランスという形で仕事を続けていきたいですか?会社にしたい、会社員になりたいと思うことはありますか?」でお願いします!!というのもわたしはフリーランスという形にこだわっている訳ではなくて、いつか気の会う仲間と出会えたらという希望はいつもあります。わたしとは違って、一家の大黒柱というポジションだと思っているので、そのところ聞いてみたいです( ˘ω˘)

というご質問がありますので、それにお答えしますよ!

僕個人としては、フリーランスという肩書き、業務形態には全然興味もこだわりもないです。

フリーランスって言葉もネット上でしか使わないし、普段は「パソコン使って仕事してる自営業」って名乗ってる程度だし、「一人で仕事をしている分かりやすい記号」的な解釈でしかありませぬ。

会社員というか、組織人であることに憧れを持つことは結構あって、例えばチームワーク的なものってずっとやってみたいことのひとつだったりします。

しかし、どうにも僕という人間性において、組織に属すると言うことが徹底的に出来ないようで、なかなか実現出来ないし、いつの間にかこんな年齢になってしまって正直難しいかなぁという気持ち。

とは言えども、今の自分の自由さと家庭という束縛は気に入ってて、今会社員に戻れ! と言われても悩みはするんじゃないかなぁと。条件が良かったらホイホイ行くだろうけど、さすがにもう年齢的に無理かなと思うます。

欲しいのは仲間 と言うほど崇高なものではないけど、例えば軽く愚痴りあったり、ちょっとした軽い話題を楽しんだり、時々一緒に仕事をすることもある と言った同業者がいてくれると、やっぱり心救われるので、そう言った人と知り合う機会は欲しいなーとか。

ただ、前述の通り、「一人で仕事を続ける事自体に限界を見いださなければならない時が来る」という自覚を持ってしまった以上、どこかでそれを形にする媒体は必要と思っています。
自分が組織人になれないなら、自分が組織を作るしかないと申しましょうか。

それこそ大黒柱(…になれてるかはともかく)として家族を守らなきゃならないし、守りたいし、出来る限り幸せにしてやりたいという気持ちもあって、今のポジションに満足しているかと言われればやっぱりそれは違う。

今はまだ霧の中にあるモヤモヤした浮遊物のようなものだけれども、近い将来に形にしたい。言語化するなら、会社と言うものを作ると言うのは自分にとってもしかすると最適解のひとつかもしれない という気持ちは芽生え始めて来ている と言ったところかしら。

大体こんな感じ?

さてさて12月3日のアドベントカレンダーは?

12月25日までリレーしていくことになるアドベントカレンダー、3日目の12月3日は僕も関わらせてもらっているHTML5KARUTAの発起人であり、制作者である酒井優さん(WEBCRE8)。

まー色々公私ともに世話している人世話になってる人ということもあり、ライトな質問にでもさせてもらおうかなと思っちょります。

と言うわけで、質問は

優さんもこのたびフリーランスとして独立しましたが、あなたは仕事やWeb業界を通して『何者』になりたいですか?

で行こうかなと思います。僕にしては非常に軽いライトな質問ですね。

ちなみに参考回答としてmasakiさんは

「お金持ちになりたい」

と答えておきますね!

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